始まりがあれば終わりがある、当たり前のことですが
分かっていても寂しいものは寂しいです。
思えば 俺妹が放送されていた当時アニメを観るのが楽しみで仕方が
ありませんでした。しかし、今はそれほど夢中になれる作品が無いというのが
本音のところであります。勿論、今期も面白くて続きが気になるという
作品は多いのですけれど、夢中になれる、という域には私の中で達していません。
やっぱり比べてしまうのでしょうね、前期の作品と今期の作品、
今まで観てきた作品と比べてしまうのであります。
面白いというのは、絶対評価なのか、相対評価なのか?
私の中では 相対評価であります。
しかし その点 友達や妹は、比べようがありません。
その人はその人、特に血の繋がった妹は比べようがありません。
他人が端から見て あの妹の方が良いなー、というのは違うような気がします。
生まれてから傍に居る自分の妹よりも 他の妹の方に夢中というのは
恋愛対象としてなら成立するかもしれませんが、純粋に妹として、というのは
成立しないんじゃないかな、と思うんですよね。
唯一無二の存在、絶対の存在が妹なのです。と上手く伝えられなくてすみません。
何となく言いたいことが伝わっていたら良いのですけれど。
今回の桐乃と兄の行動を見ていて、ふと そんな事を思いました。
黒猫では桐乃の代わりになれない、黒猫も自分でその事はキチンと理解していました。
分かっているけど止めれれない恋心、黒猫のキス、行って欲しくないのに
背中を押す黒猫には思わずホロリとさせられました。胸がギュッとなるシーンでしたね。
嬉しかった嬉しかったと繰り返す黒猫、ここまで素直な心を吐露する黒猫は
初めて見たような気がします。桐乃の件が無ければきっと黒猫はもう抑えられない
気持ちを京介に伝えたのだと思います。
残酷だけれども 京介の気持ちを大きく揺さぶる事が出来る存在としての桐乃を
黒猫は再認識してしまいました。何とも切ないなー。
でも、これで終わりではありませんよね、黒猫に対する答えを京介は
出さないといけない様な気もします。
最終回を迎えてしまった今となっては その答えは霧の中でありますが・・・
今回は親父さんもカッコ良かったですね。京介に託す、と即決した親父さん素敵でした。
仕事を休んでも桐乃の様子を見に行くと聞かない親父さんは娘が可愛くて仕方が
ないのでしょう、そんな娘が目の前にいないというだけで心配なのに
追い打ちをかける様なメールがあったとしては いてもたってもいられないのでしょう。
自分で行きたかったはずなのに、京介に行って来い!と言った親父さんは
きっと京介は自分と同じくらいかそれ以上に桐乃の事を心配していると
一瞬で悟ったのでした。流石に敏腕警察官、人を見るプロだけあります。
そして、明かされる桐乃が連絡を寄越さなかった理由ですが
桐乃は 自分にとって一番辛い事を自分に課していたのですね。
辛くなければ 枷を自ら課した意味がありませんから。
一体どんな気持ちで 桐乃がアメリカで留学していたのかと思うと辛くなります。
迎えに来てくれた兄への嬉しさに後押しされ けじめをつけるために
挑んだ競走でしたが 見事勝ったんですね。凄いですよ、桐乃。
いやはや、素晴らしい作品でありました。
そして、心を揺さぶられることが多かった作品でした。
気が付けば いつもの3倍以上の記事を指が勝手に動いて書いていることも
多くありました。(途中、気が付いて削っていましたけど)
こういう作品にまた出会えると信じて これからもアニメを見続けて行きたいと
思います。本当に素晴らしい作品をありがとうございました!!
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