貴方がいるから自分は前を向いて歩ける、というのはとても素敵な関係ですね。
今回は特に「友達」、「背中を預けることが出来る関係」というキーワードを
基に物語が展開されていた様に思います。
では「友達」という部分から見て行きますと
「友」という字を見るとナと又の組合せで出来ています。
ナも又も「手」を表すので2人が手を合わせている状態を示しているのですね。
意外にあっさりと未来と響は仲直りしましたが、私としては良かったと思います、
未来と響のギクシャクした関係を見せられるよりも早く仲直りした姿を見たかったですから。
川原では響の上に未来が乗っかり 又(また)と又を合わせてしまっている様にも思えましたが、
きっと気のせいでしょう。
また、背中を預けることが出来る関係というのは、響・未来・翼の間で形成されてきました。
この輪に クリスが入るとより面白くなる気もしますね。
そんな事を考えている内に リトルバスターズのOP曲の歌詞をちょっと思い出しちゃいました。
更に「陽だまりに翳(かげ)りなく」というタイトルは今回の内容にピッタリで感心しちゃいましたよ。
孤児となってしまったクリスですが、幼年時代の服装を見る限りでは
両親から大事に育てられたのでしょうし、それなりに裕福な家庭環境だったことが推測されます。
それがいきなり孤児となってしまい、それからは他人や大人の事が信じられなくなった
落差はかなり激しいものだったでしょうね。
また、たいした労働力にもならないであろう 力の無い幼い女の子がどの様なことをさせられ
対価としての生を得られたのか、想像するだけでも悲しくなってきます。
しかし、そんな絶望的な環境の中でクリスはしっかりと生き、さらには戦争の火種を無くしたいという
想いを持ち続けていました、その精神力と想いの強さは凄いものがありますね。
クリスの抱えた孤独を、今まで数話に渡りじっくりと描いてきたからこそ
今回のエピソードがより一層 光輝き見る事が出来ました。
そして、ノイズ発生は自分がその原因の一端となっていると自責をしていましたが
クリスの戦争の火種を無くしたいという想いと反対の出来事になってしまったのは
相当に悔しく惨めに思ってしまったことでしょう。
初めての友達、未来が今後 クリスの心を癒してくれることを期待したいです。
ちょっと話が逸れますが、クリスの放つ技の名前はロックバンドから取られている様にも
思えます。例えばMEGA DETH PARTYは そのままメガデスというバンド、
NIRVANA GEDONもそのままニルヴァーナというバンド、
BILLION MAIDENはアイアンメイデンをもじっている様に思います。
今回は各キャラの掘り下げと戦闘シーン、どちらも大いに楽しめました。
いつもの様に次回へのヒキという部分が余り無かった様に感じたのは
次回から物語が大きく動き出すことの前兆だと思いますので
来週の放送がどうなるのか、今から楽しみで仕方がありません。
いやー、今回も面白かったなぁー。
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