久しぶりに4日間連続徹夜で仕事をして来ました。
私が今より少し若いとき、連日100名を超えるスタッフの
指揮を執り3日間徹夜でイベント現場の作業をしていた時の事。
私は時期はずれの荒天・関係団体・関係者との調整で
殆どパニック状態に陥ってしまいました。
体力的にも精神的にも既に限界状態、真っ直ぐ歩いている
つもりなのに身体は右に向かって廻っている。
そんなとき スタッフの方から
「指揮官の貴方が倒れたらこのイベントは 終わってしまいます。
私達を信じて全て吐き出して下さい。
全力でサポートしますから、私たちを信じて」と言われたとき
私はハッと気付きました、私は信じきれていなかったんです。
抱え込んでしまいそれを誰かに任せることが出来ていませんでした。
そのスタッフの方の言葉を聞いたとき
何故か身体に力が漲ってきたのです。
これだけの数のスタッフの方の想いのベクトルが
同じ方向に集束しているのを実感出来ました。
スタッフの方の想いを私というレンズを通して
集中させる、それは火を起こすほどの熱い想い。
そして無事そのイベントも終了し 最終日 終礼での出来事。
横に一列にスタッフの方が並びだしました、一体何をするのかと
思ったら一人ひとり順番に私に握手をしてくれたのです。
私は泣きながら ただ「ありがとう」としか言えませんでした。
あなた達を信じて良かった・・・
この最終話を観てふと そんな事を思い出しました。
美琴が最後に放ったレールガン、そこには皆の想いが託されて
いました。
本来なら届くはずの無い想い、それは限界を超えて行きます。
想いの分だけその力は 美琴というプリズムを通して
増幅されました。
自分の力だけを信じたテレスティーナ、そして皆の想いを受け取った
美琴の対比が上手く描かれていましたね。
○テレスティーナに関して
彼女も被害者であることは間違いありません。
しかし それを認めたくはないのでしょう。
祖父を信じてその力になることが自分の真実だと思って
生きていた彼女ですが それが突然裏切られることになって
しまいました。幼い彼女が納められた機械にはサンプルテストの
文字がありました、幻生にとっては彼女もただのサンプルに過ぎない
ことを表していたのですね。
モルモットであった彼女はそれを認めたく無いので
自分を愚弄した科学を自分の支配下に置こうともがいていたのかも
しれません。
被害者ではなく加害者になる、その科学の力を
手中に収めることで自己正当の手段にしたかったんですね。
○美琴について
彼女が「黒子!!」と叫ぶシーンには 心が打ち震えました。
その場にいない黒子を呼ぶというのは 普通に考えれば
出来ないことです。しかし 彼女は 黒子ならこの場に必ず
呼べば来てくれると信じきっていました。
そして 黒子が登場したときには 思わずガッツポーズを
とってしまいましたよ。
ああ、なんて心が通じ合っているんだ、テレパス能力が
無いはずなのに想いが一つになると こんな奇跡的な出来事が
起きる。
自分の失敗で木山先生の大事な生徒達を敵の手に渡してしまった。
その自責の念は彼女を縛り続けていたことでしょう。
しかし、テレスティーナに生徒達を受け渡す場においては
彼女は生徒達にとってそれが一番良いことだと想っていました。
しかし 結果的には 失敗だった訳ですが
それに気付いた彼女は全力でその失敗をカバーしようとしています。
失敗したら それに気付いたら そこから何かを得れば良いんです。
悪意を持っての失敗では無いんですから。
自分の非を認め 木山先生に素直に謝る彼女が素敵です。
強大な能力を持つ彼女ですが その能力が封じられた時
実に様々な人達が彼女をサポートしていました。
ああ、この為にこれまでのお話があったのかとも
感じられました。実に主人公らしい主人公でしたね。
○生徒達について
結果的には 木山せんせいに裏切られることになり眠り続けてきた
生徒達ですが 目覚めた際の 最初の言葉が木山せんせいを
気遣う言葉でした。木山せんせいを 眠っていても
信じて居続けてくれた。なんということでしょう。
この言葉には 木山せんせいも救われたことでしょうね。
もう涙が止まりません。
○木山せんせいについて
これ程 自分の道を貫き通すことは並の精神力では出来ないと
思います。誰がなんと言おうとも自分の信じた・やりたいことを
やる。衆目を浴びる中 暑いから服を脱いだりと自分が
やりたいからやる、暑いから脱ぐ、実に判りやすい。
普通ならストップをかけてしまうところをこの人は
当たり前にやり通す。何かに集中すると周りが見えなくなって
しまうのは問題ですが この諦めの悪さは研究者にとって
大事な資質なのかもしれませんね。
想いは磁力の様に人を惹き付けます、なんだかんだ言っても
人徳が溢れる人ですよね。
目覚めた生徒達のせんせいで居続けて欲しい、そう願います。
眠っていた間の授業のブランクは 木山せんせいが教えてくれるの
でしょうか?その授業風景を観てみたいな。
○佐天さんについて
無能力者だから出来ることがある。
咄嗟に自分がすべきことに気付いた彼女は凄いですね。
私は 初春たちがテレスティーナに痛めつけられているのを目にし
彼女がそのバットを持って突進してしまうのでは無いかと
内心ハラハラしていました。
しかし そこで突入してしまったら全員共倒れです。、
役立たずと自分を蔑んでいた彼女ですが 最後のキーマンに
なってくれました。お見事!
彼女がバットでキャパシティダウンを止めなければ
美琴達はテレスティーナにやられていたことでしょう。
仲間に対して出来ること、そして無能力者だから出来ること。
一歩引いた視点から仲間を諭すことや 普通に考えたら
足がすくんで動けなくなる様な場に 自ら飛び込み色々な場面で
美琴達を救ってくれましたね。
○婚后さんについて
最後にやってくれましたね。正にバッタバッタと大活躍です。
今更ですが あの和風な扇子の意味が判りました。
彼女はエアロマスター、風の能力者だったんですね。
以前に言及されていたかもしれませんが 忘れていました。
黒子に背中を預ける描写には グッときました。
彼女も共に闘う仲間なんですよね。
○固法先輩について
うそっ、そこで美琴を投げるか?凄いよ、固法先輩。
テレスティーナの登場をいち早く感じたのも彼女の能力の
おかげなのかもしれませんね。
しかし なんというバイクの操縦テクニック。
ビックスパイダーの一員とし 黒妻という精神の支えを携えて
今回の活躍。カッコイイよ、固法先輩。
一番好きな固法先輩のことを 最後に書いてみたかった。
実に面白かったです、半年間私達を楽しませてくれたこのアニメ。
毎週、毎週 楽しみで仕方がありませんでした。
是非 2期を希望したいです。
制作スタッフの方ありがとうざいました、良い作品を
世に送り出してくれて感謝しております。
そして 私の拙い感想を読んでくれた皆様に感謝。
ありがとうございました!!
いつも応援ありがとうございます♪
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もっちーさんのエピソード泣けました。
最近良くもっちーさんのブログを
拝見させて頂いておりますが
随所にキラリと心に響く言葉が
あって感心しています。
それでいて 笑わせるところは
きっちりと笑わせてくれる。
文章から 優しい人柄も滲み出ていて
楽しませてもらっていますw
私も木山先生と子供達の授業を
見てみたいですよw
身体を壊さない程度に頑張って下さい!
ございます!
なんだか ヤル気が湧いて来ましたよ。
楽しんで頂いている様で何よりです。
最近 上司からお前は優し過ぎる所が
駄目なんだ、と諭されておりますが・・・
またお気遣いありがとうございます!
本当に嬉しいですよー!
ウルウルしちゃいました。
では 今後とも宜しくお願い致します。