荒川アンダーブリッジを2回分連続視聴してみました。
こんなに面白いアニメだったのか、と改めて感じましたよ。
では 4回目の放送の感想です。
リクの機転に驚かされた、ニノに「歩くだけなのか?」と
質問されて即座に反応出来る人間は一体どれだけいるのだろう。
恐らく多くの人は「うーん、そんなもんじゃない」
「一緒に居れればそれが幸せ」なんて月並みなセリフで
その場を誤魔化してしまいそうだ。
しかし リクの距離感に対しての提案、そしてその距離感を
実際に2人で表現してみようという提案、その提案力と機転には
感心した。ニノに楽しんで貰いたいというリクの優しさも
伝わってくる良い演出だった様に思う。
我々ビジネスマン(いや、この記事を読んでいる かなりの割合の
方は学生の方なのか?)は 日々この様な選択を迫られる。
たった一つの正解は無い、同じ回答でも相手によって評価は
まったく逆転する。その対処方法は常に考え続けること。
相手の気持ちとある物事に対する自分の考え、それを常に考える。
新入社員の頃、良く上司に怒られた、質問されてから考えるな。
そんな意識で仕事するな、と言われたものだ。
また 距離感を身体で表現するというのは実に感心深い。
アンカリングという手法が良く自己啓発の本を読むと頻出するのだが
今回それを思い出した。
ある特定の感情を瞬時に引き出す為に それを引き出すトリガー的な
動作をするというものである。多くの人はスキップをすると
何故か楽しい気持ちになると思う、スキップをして悲しい気持ちに
なる人はいるかもしれないが非常に少ないであろう。
感情(EMOTION)は動作(MOTION)と予想以上に
有意なものである。
そして驚くべきは リクの「今も昔も地球人の私で良ければ」という
セリフ、実にエスプリが効いたものであった。
ニノの「昔も今も金星人」に対応したセリフなのは言うまでも無いが
ありのままの自分とニノをそのまま受けいれるという決心めいた
この言葉に 一気にリクの事が気に入った。
このセリフをリクはこの河川敷に来た直後に言えただろうか。
風変わりの人々との交流によりリクの成長が促されたと実感した
実に嬉しい言葉であったと思う。
障害物に引っかかり海へと辿りつけなかった笹舟に乗せたニノの想い
その気持ちを感じたリクの行動、とても感動的な話であった。
そして後半、ステラの登場。
見た目可愛らしい少女であるが、やはりこの河川敷に来る人物だけ
あり何か裏があるであろうと思っていたが これは驚いた。
無茶苦茶に強い、格闘ゲームに出てくるキャラ並みのコンボ技に
度肝を抜かれた。一体どんな訓練をすればその歳でそこまでの
体術を会得出来るのか、強くなければ生きていけない環境に
少女が身を置いていたことが想像出来る。
一体どこで広島弁を覚えたのか、日本語が堪能である。
どこぞの特殊な施設で特殊な訓練をしてきたとしか考えられない
のだが この少女も一人で生きていく為に必死で会得したので
あろう。そう考えるとやはりここの住民はどこか陰を感じさせる。
毒舌のマリア、彼女もやはり通常の社会生活を送るには
その言葉は相手の反感を買うだけのものであろう。
家畜を飼育するのも言葉が通じない相手ならマリアの言葉という
剣がその心を傷つけることが無いからかもしれない。
その毒舌を受けいれるだけの度量を持った人間が果たして
どれだけいるのであろうか。
色々と考えさせられるお話でした。
明日の放送を楽しみにしたいと思います。
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