かつて そんな気持ちにさせるアニメがあっただろうか、いや無い。
素晴らしい最終回だった、今期アニメの中で最高の作品だったと断言出来ますね。
トイズを取り戻したミルキィホームズとアルセーヌとの戦いは迫力満点。
ここで普通なら デフォ絵にしないのがセオリーなんでしょうけど
そんな常識を打ち破ってくれるのがこのミルキィホームズという作品です。
可愛らしいミルキィホームズ達が トイズを発揮して全力で戦う姿に涙。
しかも 4人で力を併せるというのが 素晴らしいじゃないですか。
あくまでも アンリエットさんを取り戻すという目的の為に突き進む4人。
おいおい、どう見ても それアンリエットさんだろ、というツッコミは無しです。
このおバカだけれども 自分の信念を貫くという強い意志と絆、
それがミルキィホームズの魅力なのですよね。
戦いのオチは ぽよよん、とおっぱいの感触で正体を見破るというのがまた面白い。
力と力では無く アンリエットさんとの思い出・そしておっぱいコミュニケーションが
なければ この様な結末は迎えられなかったはずです。
どこまでも 優しさに溢れたお話なのだということがわかり嬉しく思いました。
それぞれのキャラクターは表面上は争っていますが それは相手を認め成長して欲しいからという
根底のテーマが 流れているのが良かった。それはずっと変わらないテーマでした。
G4にしろアンリエットさんにしろ、いつも相手の事を思いやっているんです。
細かいネタが多く、そのネタが分かる人には分かるという点で
放送開始当初 上級者アニメだと言われていたのを思い出します。
(今回は名セリフが目立ちました、妖怪人間ベム・009など)
逆に言えばそれだけのこだわりを持ち制作をしているということですよね。
特に第3話で江戸川乱歩の著書名から脚本を書いているのが分かった時は震えがきました。
作り手が楽しんで作っているのが分かる作品は 見ているこちらも嬉しくなってくるものです。
思い切り遊んで思い切り一生懸命で、真摯に作品に向き合うその姿は同じ作り手側の人間として
大いに共感し、大いに尊敬する所でありました。
(私もジャンルは違いますが 喜びや感動を与えるという点では同じ様な仕事を生業にしています)
かといって 分かる人にだけ分かるという部分しかないのであれば伝える事が
出来ないので駄目でしょう、しかし そうでないのが この作品の凄い所であります。
何かをつくり発表するというのは 伝える、というのが根底にあるわけですから
難解なものでは駄目な訳ですよね。
キャラクターが見ていて可愛い、そして ダメダメなミルキィホームズ達が頑張る、という
ある意味少年漫画的な 分かり易さも持ち合せているのが良かった点でもありました。
凄い作品だよ、まったく と最大級の賛辞を送りたいと思います。
最後に出てきたあの黒い子は誰なんだろう?
元ネタもピンときましたが敢えて触れないでおきましょう。
考え出したらこれほどネタに困らないアニメは無いでしょうし、
感じて見ることで楽しむにも最高の作品ですね。
実験的な作品であったとは思いますが 大成功だったんじゃないでしょうか?
では 最後に素晴らしい作品をありがとうございました!
制作に関わられたスタッフの方達とここまで感想を読んで頂いた皆様に感謝したいと思います!
ミルキィホームズは永遠に不滅です!
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