違和感、これはロボット同士の会話かという印象でした。
何だか、感情が見えない不安感に押し潰され
第1話の途中 食卓を囲むシーンで見るのを止めてしまった作品です。
しかし、周囲の方からの3話が面白いという勧めもあり再度チャレンジしてみることにしました。
そうして 何とか苦労し3話まで見終わりることが出来ました。
あー、3話まで見て良かったな、というのが素直な感想です。
人間でないものから、人間になるストーリーだったんだ。いや、その表現はおかしいですね。
支えてくれる人を受け止めてくれる人を求めて彷徨う人間の悲しみを描いた
ストーリーに魅かれました、なんだか観ていると寂しい気持ちになる作品です。
本当に不思議な物語ですね、なんだか哲学的でもあります。
人間は誰でも最初は具体的な物や人を愛するが、次第に観念の中に抽象的な物を
作りそれを愛する様になっていく、神や宇宙芸術など。
人間が絶対的なものを掴みたいが為に無限なものと自分を一体化させたがる。
その無限なものの落ち込みによって、人は自己をますます抽象的なものとし
具体的な生活や人間関係を貧しくするのであると、キルケゴールの言葉を思い出しました。
エリオはこの無限なことへと落ち込んでいた様にも思えます。
エリオやその母親は お互いに余り干渉せずに生きて行くことが正しいのだ、と考えて
いた様に思いますが 果たしてそれは本当に正しいのか?という問いを真は突きつけていました。
真の持つ答えは 個人の中の内的な信念は、具体的な人間関係に晒されて
その妥当性を常に試される時にだけ 初めて人間的な信念を持つものだ、という
哲学的なものであった様な気もします。あー、自分で言っていて訳がわからないよ。
(こんなまわりくどい印象を、この作品には感じます)
だったら 妥当性を試してやろう、そうして布団にくるまり外界を遮断しながら
生きるよりも僕と仲良くしようという思い切った行動でした。
作品テーマは 哲学的な難しいものなのかなー?と勝手に思っていますが
行動は分かり易い、要はごちゃごちゃ考えるよりも 外に出てよ、受け止めるからという
男らしいものだった気もします。
今回面白いのは 2人が自転車で坂道を転がり落ち、死というものの存在を身近にし
そして、海の中で新しく生まれ変わるということ。
こちらも 色々な暗喩が隠されていそうですが 何だか疲れたのでこの辺で。
ともかく、最後のシーンには感動しました。次回も見てみようと思います。
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