原作は既読であります。
発売直後に原作小説の感想をブログに書いたのですが
その時のタイトルを「お兄ちゃん、妹のおっぱい触り過ぎ!」に
したところ そこそこアクセスが伸びて驚きましたw
中には おっぱいタイトルに釣られて来た方もいらっしゃってコメントで
釣りかよ!と少し怒られちゃいましたねー。うん、良い思い出です。
その方の気持ちも分かる気もします。
さて、今回の猫物語(黒)のキーワードは「共感」では?と思うんですね。
それぞれのキャラクターが非常に人間くさいんです、本音で生きていると感じました。
羽川翼は「本音」を隠して今まで生きていたわけですが、
怪異の力を借りて素の自分を さらけ出していましたよね。
今まで自分の事を理解してくれる人・味方になってくれるひと、いわば共感
してくれる人が周りにいなかった羽川は完璧超人過ぎて近づきたくない人に
なってしまっていた、しかし 阿良々木暦は違っていたんでしょう。
暦は おっぱいの魔力に魅かれて羽川に近づきましたが(?)、
暦の持つ非常に高い共感力と感情に素直過ぎる生き方と行動に
羽川は魅かれていったのでは?と感じています。
良く怪異やお化けは、同情してくれる優しい人に寄っていくと言われますが
暦は優し過ぎて ある意不器用ですが そんな彼はとても魅力的です。
命を他人のために 放り出すくらいですからね。
次々と怪異が寄ってきて、美少女が寄ってきてというのも頷けます。
そして、この猫物語(黒)は それぞれの視点で物語を追うと凄くしっくりくるんですね。
私は感想を書く際に、登場人物に感情移入してみて どの視点で物語を追って
感想を書くのか決めることが良くありますが、今回のお話はどの人物にも
「共感」出来るんですよね。両親の視点や怪異である猫の視点から見ても
ああ、そうだよね、そうするよね、と感じました。
いやはや、大晦日に こんな楽しい作品が観れて満足でした。
OP曲が非常に素敵な感じに仕上がっていましたね、どこか切ないメロディーが
この作品にぴったりでした。
西尾維新さん独特の言葉遊びも 随所に散りばめられ
更には いつものシャフト演出もとても楽しめましたし、声優さんの名演技も堪能できました。
いやー、アニメって凄いです。文章の世界に 映像と音が加わるとこんなにも凄いものが
出来上がるんだと改めて感じました。1流の方々が集まると凄いものが生まれるんですね。
2012年 最後のアニメ視聴を飾る作品が 猫物語(黒)で幸運でした!
2013年も良い事ありそうです!
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