ふと 大学受験の時に クリスマスでも勉強していたことが
思い出されました。
周りの人が 遊んでいるときに 勉強するのは
とても大事なことです。
なぜなら、「クリスマス・お正月に遊んじゃったからなぁ」と
自分に言い訳をつくり 逃げ口上を自らつくってしまうからです。
他のひとが 遊んでいるであろう時期に 自分が頑張れば
試験当日も あれだけ頑張ったから大丈夫と自分を
信じることが出来ます。
思い返せば 大学受験の際に 自分なりの勉強法を
編み出しました。
私は 北関東の片田舎で学生時代を過ごしましたが
友達も その親も学校の先生すら 子供は 勉強するより
遊ぶものだ、という風潮があり 私も例に漏れず
友達と放課後は ザリガニとりやラジコンカー・ファミコンなどで
遊んでいました。
それでも 中学ではそれなりの成績を とることが出来ていました。
高校に入り 最初の全国模試で偏差値が70近くあり
結構出来るのでは と自信過多になってしまったのが
失敗でした。
やれば出来るのだから 大学入試直前まで遊んでいても
なんとかなるだろうと決め付けて遊んでいました。
結果 コツコツと3年間勉強をし続けた人との差は
埋まるはずもなく 不合格。
浪人決定です。
これは まずいと思い 一念発起しました。
そこで考えたのは まず環境を変えてみること。
東京の学習塾の寮に入りました。
承諾してくれた 親に本当に感謝です。
そこには 全国から有名な高校出身の人が多く集まってきてました。
私立では開成高校や公立でも地方のトップ校の人ばかりです。
寮に入るのに ある一定以上の成績でないと入れませんでしたので
それも理由かもしれません。
この環境は とても良いものでした。
みんな 懸命に勉強をしています。最初は本当にびっくりしました。
ここまでするか?というくらいです。
寝ているとき以外は ずっと勉強です。
トイレでもごはんを食べながらでも みんな片時も参考書や
単語集を離しません。
英語は 歩きながら音読しながら ひたすら繰り返し単語を
覚えました。
単語帳をほぼ覚え終わると 英語の成績が突然上がりました。
考えれば 日本語でも同じですが 言葉の意味が分からなければ
何を書いているのか?なにを話しているのか?
分かるはずありませんものね。
構文もある程度頭に入れば あとは繰り返し問題を解けば
良い気がしました。
また、暗記ものは 寝る直前に音読しながら 落書き帳にひたすら
書き(きれいに書く必要は無い・スピードが大事)
朝起きてから 再度どれくらい覚えているかチェック。
忘れているところは また覚えなおす作業をしました。
今になって 分かったのですが 人間は寝ている間に情報を
整理するので この方法は脳の働きからみても効率的だった
ようです。
いままで いくらやっても覚えられないものが この方法で
だいぶ覚えることが出来ました。
あと、浪人決定のときに
来年の受験までのスケジュールをたてました。
2月に合格レベルまで持っていくには この時期までに
ここまでやる、と細かく目標値とその方法を落とし込んで
いきました。学習が遅れそうなものは 都度 チェックして
スピードを速めて目標値に合うように修正していきました。
社会人になった今でも この方法は正解だったと感じています。
プロジェクトや納期がある仕事など 期日が決められているものは
逆算して 今するべきことを明確にした上で 作業的にするのが
効率的だからです。そのほうが 気が楽ですしね。
また、現役時代にやっていたノートをつくる作業はやめました。
時間が掛かる割りに 効果も薄く・自己満足で終わってしまい
アウトプット効率が悪すぎるからです。
いままで学校で習った勉強方法は 調べてノートに書き写し
要所をまとめて ノートをつくる作業でした。
そうです、作業なのです。勉強ではありませんでした。
要所をまとめたものなら いくらでも市販で売られています。
寮のほかのメンバーの学習法をみても あまりノートを
つくっているひとは いませんでしたので 真似してみました。
トップ校のひとがいままで伝統的にその方法を 学校で習って
やっているなら それが正しいのだろうと考えました。
1年しかないのです、そんな暇があれば 繰り返し繰り返し
問題集などをこなすべきと思います。
それから 志望校の過去問を手に入れて 解いてみました。
これは早い時期に行うと良いと思います。
まだ、学習が進んでいないから 過去問を後回しにする方も
多いようですが効率的ではないです。
過去問は 授業で先生が 「これ期末試験にでるよ!」と
超ヒントをくれているようなものです。
数年間分を解いてみると その学校の問題の傾向が見えてきます。
ここは ひたすら英語の長文を読ませる傾向があるなぁとかです。
それなら 時間内にその長文を読むスピードを身に付けなければ
試験にはパスしないということになりますよね。
早い時期に 対策が練りやすいということです。
試験直前で その傾向が分かっても準備時間切れでアウトです。
最後に もうひとつアドバイスすると
参考書は これと決めたものを一冊 ひたすら繰り返し
したほうが良い気がします。
試験当日に パッとあのページのあそこにあったこれ!と
思い出します。
参考書や単語は 最初の1回は軽く全体像をつかむ。
1回目から完璧に覚えようとすると 逆に理解のスピードが
遅くなります。
2回目・3回目と繰り返すたびに 少しづつ深いところを
さぐっていく。1回あたりのスピードも上がってきます。
自転車のペダルを漕ぐように 最初は重いですが
だんだんと慣性の働きで スピードアップしていきます。
すると ある日 突然全体がリンクしだして 急に分かる様に
なります。みなさん そんな経験ありませんか?
このような勉強法をしだしてから 急に成績が伸びました。
第一志望の大学にも 合格出来ましたし、社会人の今でも
このときのことが 役に立っています。
みなさん 良いクリスマスをお過ごしくださいませ。
私からの ちょっとしたプレゼントでした。(おこがましい?)
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