ゆっこのお誕生日会をしてあげたいという気持ちが
一体どれだけのものを 今回幸せにしたのだろう?
私はこの作品が大好きです。思わず原作の漫画本も購入してしまいましたw
しかし、訳が分からなくて つまらないという人もいるでしょうね。
好き嫌いが比較的はっきり出る作品だったと思います。
私は この作品を視聴する際には 今回は何を視聴者に伝えたいのだろう?と
探る様に観ていました。荒川アンダーブリッジという作品をご存じの方も
多いと思うのですが あの作品も毎回テーマがありましたよね。
そして この日常も毎回根底に流れる1本のテーマが潜んでいました。
荒川アンダーブリッジはアバンのリクの語りにヒントが隠されていることが
多かったのですが この作品は注意深く観ないとテーマが見えてきませんでした。
漫然と日々を過ごしていると大事なものが見えてこない、そういう制作者の方の
意図が実はこの作品にはあったのかもしれません、と都合よく私は解釈しています。
同じものを見ても感じ方は様々ですよね。
車好きの人は ある車を見て その車の車種や特徴などが頭に浮かびますが
そうでない人にとっては カッコいいな・赤いな など表面的なことしか理解出来ません。
皆さんも アニメを見ていて このキャラクターの声優さんは誰々だな、とか
この監督さんらしい演出だとか、この描写の元ネタはあれだなーとか感じたことはありませんか?
きっと知らない人にはまったくそんなことは理解出来ないですよね。
きっと 世の中は知れば知るほど面白くなるように出来ているのだと思います。
受け身で 教えてもらうのではなくて何かを掴むつもりで
主体的に作品や私達が日々過ごしている日常にあたる事の大切さを教えて貰いました。
偉そうにこんなことを言っていますが、私もまだまだ勉強中の身です。
そして、東雲研究所という世の中のいわゆる普通の日常から切り離された世界と
ゆっこ達の過ごす日常が融合されていくことを丁寧に描いた作品だったようにも思います。
天才のはかせ、ロボットのなの、そしてしゃべる猫坂本という言わば異端の者が
受け入れられていき 日常に溶け込む、その姿を見る事でカタルシスを得られている自分がいます。
これは何で なんでしょうね。人は基本的に孤独だからなのかもしれません。
そういう訳で 凄く楽しい作品でありました。出来たら2期も見たいですよ。
最後に 制作にあたられたスタッフの皆様、感想を読んでくれた皆様、ありがとうございました!
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