何故 ペンギンは 空を飛ぶことを選ばなかったのか・・・
これは 久々に考察していきたいと思わせる作品が来ました。
素晴らしい映像美と音楽、期待が高まります。
生存戦略、なぜこの作品のモチーフに ペンギンが選ばれたのか?少し考えてみたいと思います。
ペンギンて不思議ですよね、鳥なのに空を飛べない。
何故飛ばないのでしょうか、それは飛ぶ必要が無いからだと言われています。
空を飛んで外敵から身を守る必要もなければ、空を飛んで獲物を探す必要も無い場所に
生息しているからなのでしょう。空を飛ぶより水中を飛び 魚などを
捕獲した方が生存していくには好都合だったのですね。
これはペンギンなりの生存戦略と言えるでしょう。
妹が何故ペンギンに延命されているのか?
それは あの家から飛び立つ必要が無い同じ種としてペンギンに認められたからかもしれません。
今回は くどいくらいに食事のシーンが挟まれていましたよね。
これにも意味があるはずです、それはこの家から飛び立たなくても餌(食事)が
得られるという暗喩だった様に思えてなりません。
アバンの生まれてくる場所や境遇が違うのは不公平だといったセリフがありましたが
あれは 生まれ落ちた場所に適応するように種は進化してくのだ、というメッセージが
込められていたのではないでしょうか?
運命という言葉が嫌いと独白する兄に対してED終了後に流れる妹の独白は
運命という言葉が好き、と見事に最初と最後が対になっています。
そしてゴキブリの描写。 今回、ゴキブリは殺虫剤をかけられてひっくりかえっていましたが
今後は殺虫剤が効かないゴキブリが増えてくるかもしれません。
そんな世界は考えたくありませんが、生き残るために今後増えてくるかもしれませんね。
何億年前から生き残っている種であるゴキブリは生存戦略の王様と呼べる生物なのかも。
そしてOPでのリンゴ、アダムとイブをどうしても連想させます。
そして心臓を連想させます。
小学生の会話に出てきた宮沢賢治もリンゴを世界の象徴として捉えていたという解釈もあるようですし
生存戦略ぅーと妹が宣言して描かれた球状のものはりんごだった様にも思えます、木の様なものも
薄らと見えていましたしね。あの時計も進化年月の象徴だったのかな?と、妄想ばかりですみません!
どうやら 性と生を意識した作品になりそうな予感がしますね。
また、兄が2名出てくるところも意味深です、生存戦略の上で どちらの兄と
妹は結ばれたほうが良いのか?妹を巡っての競争もあるかもしれませんね。
近親婚も生存戦略の面から禁忌とされていますが、その戦略を無視して
兄弟に生まれてしまった運命を嫌う兄と妹に対しての欲望がどの様に
描かれていくのか楽しみですね。
異世界シーンでペンギン妹が降りてくる階段は背骨を模したものだと思いますし
2体の巨大なぬいぐるみを模したロボット?が下半身で繋がれているのはドキドキです。
ぬいぐるみのお腹が膨れていたのは、子供を宿しているからかもしれません。
映像の中にも色々な伏線が張られている気がしてなりませんよ。
いやはや、物凄い作品が登場しましたね!
次回の展開はどうなるのか、楽しみにしたいと思います。
ピングドラムって何のことだろう?
penguin+drumでペンギンの家(夜会)?
drumの他のスラング的意味はちょっと酷いので言えません。
それに何で輪るでまわるなんだろ? 輪廻とかそういう深淵な話になるのかな?
あと 気になったのは駅の表示プレートの描写 95という数字には
どの様な意味が隠されているのか?OPに出ていた駅名は 丸の内線の駅名。
95と丸の内線から想像されるのは95年に起きた地下鉄サリン事件ですが、これは関係ないかなー。
そして最後にこれは言っておかなければならないことがあります、
それはペンギン妹の変身シーン?の決めポーズがいちいちカッコよくて堪りません。
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