今回 告白しないのが良かった、と思います。
少しづつ 少しづつ 近づいていく爽子と風早の距離。
ここで 最終話だからといって 告白をさせてしまったら
いままで 築きあげてきたこの作品の世界観が台無しになるところ
でした。ちょっと 安心しましたよ。
私は今 この作品が来週から観れなくなってしまう
悲しみで一杯ですが あの2人ならきっと上手く行く、
絶対に大丈夫だろうと 思っています。
今回 龍は途中で甘酒を飲んでから帰ろうとしていました。
恐らく 風早と爽子のことを彼は信じていたんだと
感じました。直接干渉しなくても きっとあの2人は
大丈夫 なら変に騒ぎたてるより そっと遠くで見守る方が
良い、と思っていたのでしょう。
静謐な森の奥の湖 鏡の様に波一つない水面。
2人をのせ ゆっくりとゆっくりと漕いでいく
草舟の様に穏やかに進む恋。
下手に風を吹かせ 草舟を進めようとしたりすると
転覆してしまいます。
龍と風早、言葉にしなくても彼らは通じ合っているんだな、
お互いのことを信頼しあっているんだな、と感じた場面でした。
千鶴と一緒に甘酒を飲めて良かったね、龍。
君は本当に良い男だと思うよ。
神社にお参りをする2人、手を合わせる爽子が菩薩の様に見えた。
おみくじの内容がまた良いじゃないですか。
この様な演出は本当に上手いなー、と感心させられます。
作者は天才じゃないかと思わせられますね。
ここで おみくじや絵馬に関する自己啓発の記事を書こうと
一瞬思ったが今回は余りに無粋なものになりそうなので
止めておきます。
爽子の両親が蜜柑を食べさせあう場面では
風早と爽子も将来こんな風になれたら良いな、と思っちゃいました。
顔を赤らめながらも蜜柑を頬張る姿は何だか照れ屋の風早の様です。
そして 芥川龍之介の「蜜柑」を思い出してしまいました。
地味な娘の蜜柑投げにより その娘の持つ豊かな人間性に触れ
印象をプラスにガラッと変えてしまうお話です。
(実際にはもっと深い話なのですけど興味の在る方は
お話の長さも短いので読んでみてはいかがでしょうか?)
なんだか 爽子に対するクラスメイトの印象の変化も
通じるものがあるかな、と感じました。
爽子自身も少しづつ成長をして行っていますが
クラスメイト達が爽子に対する印象をガラッと変えてしまう程の
ものでは無かったかもしれません。
印象の変化の度合い>爽子の成長の度合い、
元々の爽子の豊かな人間性に気づいたのが大きな印象変化の
要因だったんだと思います。
また くるみが何を絵馬に書いたか、少し気になりますね。
風早が幸せになりますように!だったら私感動します。
今年こそ風早と恋人になれますように、打倒爽子!、でも可。
この子には幸せになって欲しいな、と心から願います。
時間はかかるかもしれないけど 爽子の親友になって
くれたら本当に嬉しいです。
さて 毎週毎週 私達にニヤニヤとドキドキを与えてくれた作品。
心が洗われていくような作風に 癒されながら楽しめました。
私は拍手を送りたい、爽子と風早に、そして2人をとりまく人達に。
ありがとう!パチパチ・・・
この作品の制作に関わったスタッフの皆様、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
また 感想を読んで頂いた皆様 ありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます♪
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