誰かに何かを訴える、その想いが届いた時の嬉しさは
とてもとても強いもの。
さて、前回の帝人の覚醒っぷりに心底今回は期待していましたが
私の想いが重すぎたのか ちょっと拍子抜けしてしまいました。
まあ 高校生なので交渉に慣れていないのは当たり前なのかも
しれませんが あの様な方法では波江さんも納得しませんよね。
頭の良い波江さんは次回からは絶対に何か策を考えてくるはず。
まあ ダラーズの数の力を視聴者に与えるための演出だったのだと
も思えますが、今回は大人げない感想を書いていこうと思います。
■帝人の失敗についてとその策を少し考えてみました。
@服装について
まず 相手が社会人である程度の権威をもった人間で
あることは帝人も判っていたはずです。
しかし 交渉の場にやってきた時の服装は何故かラフな服装。
しかも 高校生となれば一目で完全に自分より格下の
人間であると判断されてしまいます。
権威を象徴する黒をベースにしたある程度フォーマルな服装で
この交渉には臨むべきだったのではないでしょうか?
A話し方について
交渉の場においてはもっと自信を持って話すべきだと思います。
自信が無い様な話し方ですと その情報が本当なのか?
疑問が交渉相手に伝わってしまいます。
基本は大きな声でゆっくりと間を充分にとって話すこと。
B同伴者について
波江さんは今回の交渉の場にプロと思われるガードマンを
多数用意して臨みました。
その一方 帝人は一人、その時点で波江の精神的優位性を
相手に与えてしまっています。
また、権威をふりかざす相手には 自分も権威を持った人が
バックに付いていることを匂わせるのも交渉をスムーズに
行うために必要です。
権威をふりかざす人間は自分が権威を大事にしているので
同じ様な権威には弱いのです。
C交渉の際の条件の提示の仕方
相手は女性です、しかも弟に対して自分しか救うことが
出来ないと考えています。つまり被暗示性がとても強い人物
であることが予想されます。
(暗示をかけるにはいくつかのポイントがあります)
一般的に女性は被暗示性が高い人が多いですね。
まずは相手をリラックスさせる状態を作為的につくります。
今回の様な路地ではなく 落ち着いた雰囲気のカフェなどが
良かったでしょうね。
また 逆光を利用してより暗示を強くするのと、権威付けを
するために自分は窓際に座るのが良いと思います。
そして 前述しましたが自信を持って話す。
断定的に自分の意見は絶対だと思って話します。
そして自分の意見を受け入れることが貴方にとっても
良いことだと繰り返します、この繰り返しがポイントです。
みのもんたさんはここら辺を心得ていますよね。
さて 一言に交渉といっても様々な交渉の種類があります。
@ゼロサム交渉
限られたパイの中を相手と分け合う方法、この方法は
その分け前が均等になるケースは少なく交渉後に
どちらかにやられた感を与えるので一般的に
良くないとされています。
Aプラスサム交渉
お互いに問題点を理解した上でお互いに有利になる条件を
探る方法です。
限られたパイに拘るのではなく 新たなパイを提示して
譲歩できる点を探りあう方法です。
短期的には損をした様に思えるが長期的には得をするとか
スケールメリットを提示する場合とかがこれですね。
Bウィン−ウィン交渉
条件が合わない際にお互いに負担が少なく提示できる資産や
情報・知識を提示しあい 双方の納得を得る方法です。
自分で取りに伺うからもう少し金額を下げて欲しいとかですかね。
他にもありますが長くなりすぎたのでここら辺で止めときます。
しまった、また感想を書いていない。
最初に何も考えずに思いつくままに感想をいつも書いているので
こんなことになってしまいますね。
■では お話の内容に触れていきたいと思います。
巨大な都市に住んでいると 自分がいてもいなくても
対してこの街には影響がない、自分の存在が否定されている
様な凄い孤独感を味わったりしませんか?
以前 東京に一時的に住んでいたのですが その時に
味わったのがそんな感覚です。
様は認めて貰いたいんですよね、自分の声が誰かに届いている。
その事を実感したいんです。
帝人も巨大なネット空間において自分の存在をアピールしたかった
のかもしれません。
そしてちょっとしたキッカケで それは実現しました。
自分がつくった仕掛に皆が反応を示す。
最初 それはリアルな実感ではなかったのかもしれません、
バーチャルな空間での反応にしか過ぎず楽しんでいた。
そしてある沸点を超えて そのバーチャルとリアルが逆転しました。
これは驚いたでしょうね。
自分の仕組みや書き込みがニュースになり リアルな感覚として
押し寄せてきます。
犯罪者は現場を確認しに自ら足を運ぶというセオリーが
ありますが 帝人の場合もそうだったのかもしれません。
自分の仕掛けた仕組みがリアルでどの様な状態になっているのか
肌で感じたかったのでしょうね。
■セルティについて
自分のアイデンティティの崩壊、自分は一体何者なのか?
目の前の人物は 頭も身体もあり 自分こそがセルティであると
訴えます。では 自分は何者なのか?
我こそがセルティである、と認めて貰いたかったのでしょう。
そして あの暴走。
何となく その気持ちは判る気がします。
以前 何かのホラーマンガで 人間である自分と
人形が徐々に入れ替わって行き最後には自分が人形になってしまう
というお話を読んだことがあります。
目の前に自分そっくりな人物が現れて お前は偽者だ!と
言われている気持ちなのかもしれません。
結局のところ 自分が自分であると証明するには他人の認識が
必要となります。あの人はAさんであると。
しかし 自分以外の全員に お前はBさんだと認識された場合は
そこでもはやAさんではなくBさんに社会的にはなってしまいます。
頼れるのは自分がAさんだという認識だけ。
しかし マイノリティにも程がある自分のみという意見では
社会的な立場はどうすることも出来ない。
しかし 自分という立場を作り出す様に動くことは出来ます。
自分はここにいるよ、その声が届く様に・・・
なんだか 観念的なお話になってしまいました。
今回は少し批判めいた感想になってしまったことを
お詫びいたします。
だって 杏里が出てないんだもの、このアニメでは
杏里がお気に入りなのになー。
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