犬になれ!、少し面食らった命令でしたが 要は視線を下げろ、という事を
言いたかったのかもしれません。
上からではなく 羊と同じ目線に立ちなさいということなのでしょうね。
子供と話すとき、しゃがんで同じ目線で話をする人が私は好きです。
そして 目線を下げたつもりが 今度は犬から見下されるというオチが最高でした。
199話の白線流し、この川が象徴しているものは世間なのでしょう。
みんなの願い事は その川に流されないように必死でした。
固まって流されないようにしたり、木にすがってみたりしていましたね。
そして驚くべきは リクはニノの書いた願い事が書かれた布を拾い上げますが
内容を見ないで みんなといっしょにいたい、という事が分かったという点です。
あれほど 金星に行こうと騒いでいたのが ここ数話でそんな話があったのか、という
くらいに住民達は話題にもしなかったのは そんなニノの想いを共有していたのかも
しれませんね。口にしなくても同じことを考えていたのかもしれまん。
体重制限で金星に行くことが出来ないメンバー、荒川に残るといったメンバーがいる事に
ニノさん達は金星行きを中止したのかもしれないな、と思いました。
そして この白線流しは実際に岐阜県の高校で行われている卒業行事らしいですね。
まさに 最終話にふさわしいエピソードだったのではないでしょうか。
また 最後の舞台のシーンですが ここでも色々なものを使い象徴化しているのが
分かりますね。リクは 今まで常識などにとらわれた色眼鏡で世間を見ていたのが
あの双眼鏡を捨て 自分の目で見ようと決意しました。
そして 各住民が演じる役が そのまま内面を表しているのが上手いです。
団長の村長・ピエロ役のP子・ヒロインのニノさん、とハマり役というか
そのままだな、と感じて見ていました。
人生は舞台と良く言われますが まさにどの様に演じるかは演者次第、
そして その演者をどの様に見るかも観客次第です。
この作品は非常にメッセージ性が高く、毎回いくつかのテーマがありました。
その作品からのメッセージを読み解くのが楽しくて 毎回パズルを解く様な感覚を覚えましたよ。
おっ、こういう意味だったのか!と自分なりの解答が見つかると嬉しくて仕方がありません。
感想記事も その自分なりの解答という内容が多かった様に思います。
U期はT期と比べて テーマが読み取りにくいものが多かった様に思います。
しかし これかな?と分かった時の喜びはT期よりも大きくなりました。
そして 毎回楽しみにしていた作品でありますねー。
濃いキャラクターが多いのですが 段々と愛着が湧いてくるんですよ。
こうして 最終回を迎えると寂しくなります。でもいつかきっと遭えると信じて。
ではこの作品の制作に関わられた関係者の皆様・ここまで感想を読んでくれた方達に感謝して
筆を置きたいと思います。本当に ありがとうございました!楽しかったです!
いつも応援ありがとうございます♪
拍手代わりに ポチッ!としてくれると ヤル気が出ます♪
にほんブログ村
サラリーマン オタク 日記 TOPへ