それが問題だ。
私としては素晴らしい作品に仕上がったんじゃないかと思いますねー。
過激な性描写は 人によっては まったく受け付けないという人もいると思います。
しかし、この作品では その性描写にはそれぞれ意味がありました。
そうしなければ 壊れてしまう人間の儚さ、脆さ、そして愛おしさを
見事に描き切ったと思います。
むしろ 性描写がなければ ここまで素晴らしい作品には ならなかったと感じていますよ。
影・風・空の描写には とことんこだわりが感じられ、そこに物悲しさを
感じさせるBGMがのる、というのは第1話から一貫していたものでしたね。
特に 影の描写は凄いな、と毎回感心して見ていました。
人間には 陽の部分 陰の部分の両方があって初めて人間らしい感情を
持ち合わせる事が出来るのだと思います。
この作品は 陰の部分を見つめたものだった様な気もします。
それぞれが 抱える心の影 それを陰画として我々に提示した作品だとも
感じていました。
さて 最後 湖に沈んでいく2人を助け上げたのは一体誰なのか?
穹が このまま死んでは駄目だと思い悠を抱えて、というのも考えられなくは
無いですが 私は奈緒が2人を助けたのだと思います。
その為に 奈緒は あんなにスクール水着を強調していたと思いますし
CパートEDでの描写でも 奈緒のお腹に乗った2人が描かれていました。
もしくは 奈緒と瑛の2人で助けたのかもしれませんね。
救出後 あの場に留まらなかったのは 奈緒は2人が共に歩む道を信じていたから
だとも思いました。自分の想いを穹に託してその場を去ったのだと思います。
大好きな人に大好きな人と幸せになって欲しい、それが たとえ許されざる恋だとしても。
奈緒の 深い愛が感じられて本当に良いシーンだったと思いました。
もしかしたら 入水後のお話は 穹が望んだ死後の世界だったのかもしれませんけど。
2人の将来を真剣に考えて現実を見始めた悠と閉ざされた世界に生きると決めた穹、
恋をするというのは いわば閉じた世界をつくることなのかもしれません。
2人だけの世界、それをつくる共同作業、しかし その世界をいつかは周りの人間に
認めて貰えなければならない時がやってくるのですよね。
それは親戚であったり、親であったりすることが多いですが、メールが親戚から来て
悠が将来を考え葛藤する、という所も素晴らしいな、と思いましたね。
絵空事ではなく そこにある現実である、ということを我々にも見せつけてくれたと
感じました。
第1話から 非常に期待を寄せていた作品でしたが
こうして終わってしまうと寂しいものを感じます。
各ヒロインのその後の道は見れませんでしたが、
きっと幸せに続いていってくれているのだと信じたいですね。
では 制作に関わられたスタッフの方々・ここまで感想を読んでくれた方々に
感謝して筆を置きたいと思います。
ありがとうございました!
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