誰かがどこかで守ってくれている、そう思うだけで強くなれる気がします。
当たり前ですが 過去に誰かが頑張ってくれたからこそ、今の自分達の生活があるんですよね。
その想いのバトンを受け継いで、私達は生きています。
今度は、私たちがその想いを受け継いで
次世代の生まれ来る人間の為に頑張らなければならないと強く感じさせられたお話でした。
また、まどかのリボンがほむらに受け継がれるというのが素晴らしいです。
リボンは まどか自身を意味する 自分の象徴なのでしょうね。
このリボンで自分を感じていて欲しい、あなたは一人じゃないよ、ということを
まどかがほむらに伝えた優しさに溢れる とても良いシーンがありました。
また、まどかのリボンは∞の形(蝶々結び)で結ばれていたのも
この物質世界から精神世界(?)∞世界で生きることになることを象徴していた様に思えます。
(また、様々な絶望や犯罪が無くなれば良いという着用者の願いが込められた
リボン運動 アウェアネスリボンをちょっと思い出したりしました)
またワルプルギスの夜の魔女は何故逆さになって飛んでいたのか?
タロットカードの逆さに吊された男が象徴する 試練を乗り越え更なる高みへと飛躍すること、
そして数字でいうと12、などから 逆さにする演出にしたのかな?とも思いました。
ワルプルギスの夜には 12の数字を示す時計の中にある 歯車みたいなのもありましたし、
更に カードの意味する水を 洋服の青色で表現していた様にも思えます。
なんて 変な妄想をしてみるのも楽しいですね。
また、この結末は 奇蹟が生み出したという点が面白く、そして感じ入る所でした。
繰り返し繰り返しほむらが時間を遡行していくうちに まどかが強くなっていく偶然。
そして、まどかだけが強くなるという不思議、図らずもほむらのまどかを助けたいという
想いは徐々にまどか自身を強くするということに繋がりました。
最初から まどかが強くなって、ほむらがいなくても大丈夫とならないのが面白いです。
ほむらの守られる存在から守る存在になりたいという願いが、形は違えども
まどかに受け継がれるのが 更に素晴らしい、想いのループがここで見られます。
そして 受け継がれたまどかの想いが再びほむらへと受け継がれていました。
正にリボンが繋ぐ ∞の形ですね!
有史以前から、インキュベーターから力を得て 少女の無垢な願いは歴史を変えてきた。
魔法少女達の願いは叶えられましたが、願いを叶えた後の絶望が魔法少女達を襲います。
願いを叶えた後は、魔女になるまで戦い続けるしかないという自己矛盾。
自分が願った現実を自分で壊してしまうかもしれないという絶望に襲われます。
それを救ったのが、まどかの願いということなのでしょう。
過去と未来に渡り魔法少女が魔女化する前に成仏させてあげるという神になりました。
穢れを吸い取り、魔法少女自身であるソウルジェムごとまどかは浄化したのでしょうね。
これは 他の魔法少女にとってどれだけ救われることかを考えると
魔法少女達の想いとまどかの想いに涙が出てきます。
そして、驚いたのは 魔女の代わりに魔獣が発生する世界が描かれていたことです。
まどかにより魔女は生まれなくなりましたが 魔獣は魔法少女でなく魔法少年から
生まれたものだったりするのかな?何て思いましたよ。
希望があれば絶望も存在しなければならないのでししょうか、陰陽の様な感じですね。
今回 まどかが決意をし 少女から大人になる描写がとても良かったです。
それを 象徴的する描写として 水滴がありました。
これは、言うまでも無く涙を意味していたのでしょうね。
大人になるということは、誰かのためにどれだけ涙を流したかということなのかもしれません。
また、優しい嘘、母親への嘘、これも大人への成長の象徴をしていました。
こうして 少女は 突然大人の女性へと変身していくのですね。
さやかの好きな人が自分のものにならなくても その人が幸せならそれが自分にとっても
嬉しいという言葉には感動しました、こうして大人になっていくんだなぁ。
最後まで とても楽しく視聴することが出来ました。本当に面白い作品でした!
こうして最後話まで見終わると 愚直なまでに
魔法少女にふさわしいテーマを描いてくれたことが
分かります、誰かを守りたい、幸せでいて欲しい。
その願いを叶える過程で少女は大人へと変身していきました。
母性が花開くその様は とても美しいものでありますね。
素晴らしい作品でした、そして深く考えさせられる作品でもありました。
最後まで感想を読んで頂いた皆様ありがとうございました、
また制作に関わられたスタッフの皆様 素晴らしい作品をありがとうございました!!
いつも応援ありがとうございます♪
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