謎の彼女Xが面白い!
視聴後にとても不思議な感覚に包まれるのが心地良いのだ。
理解出来そうな出来無さそうな、共感出来そうで出来無さそうな・・・
甘酸っぱいような、淫靡な様なとても不思議な感覚が全身を包む。
「唾液」を通じて繋がっている2人の関係が、何とも奇妙で面白い。
好きな女性の唾液を舐めたいか?と問われたら貴方は何と答えるだろうか?
すぐさまYESと答えるには勇気がいると思う、しかし心のどこかで彼女の唾液を
欲している自分も認めたくはないがいるというのが多くの方の意見ではないだろうか?
(そんなことあるかー!というお怒りの声も聞こえてきそうだが)
もしこれが、好きな女性とキスをしたいか?という問いであったなら
多くの方は何のためらいも無くYESと答えると思う。
はて?キスとはフレンチキスだけなのだろうか?
唾液とは、言うまでもなく人間の体液であるが、好きな女性の一部を自分に取り込みたい
彼女とひとつになりたい、重なった存在になりたいと思う気持ちは誰にもあると思う。
そんな欲望に素直に従ってしまった主人公「椿明」は 謎の彼女「卜部美琴」の
唾液無しでは生きられない身体になってしまった。
毎日処方される卜部からの唾液は「精神安定薬」の様でもあり「麻薬」の様でもある。
謎の彼女こと「卜部美琴」は本当に謎に満ちた存在だ。
卜部という姓から察するに彼女の先祖は占いや呪術を生業にしていたのかもしれない。
自分の唾液が持つ特性を良くわきまえていることから、彼女の家系は
皆同じような特殊な唾液を生成可能で 先祖代々自身の唾液の特性について
伝えられてきたのかもと想像したが これは穿ち過ぎかもしれない。
そして、彼女の人間離れしたハサミの腕前は驚くべきものがあるのだが、
この特技は彼女の生い立ちに何か関係していているのだろうか?
そもそも 彼女が人間であるという保証もない。
大体において17歳の童貞の男にとって 女性とは謎に満ちた存在である。
同じ人間では無いと言われたら、薄々は感じていましたがやっぱり、そうですよね、と
でも答えてしまいそうな謎の存在なのである。
そんな 童貞と処女の2人が 謎の存在である異性を体液の交換を通して
理解しあうことが出来るであろうか?
そんな2人のちょっと不思議な恋愛を見守っていきたいと思う。
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