毎回期待値以上の展開を我々に示してくれるこの作品、本当に
良い意味で裏切られます。
特に後半の恐怖のドラテク、櫻井博士の力、デュランダルでの覚醒の
流れは息をつく間もないスピード感で非常にドキドキしました。
また、今回は作品の世界観が拡がった様な気がしました。
まず、物理的な部分では 今まで描かれていたのは主に
基地、学校、一部の街、寮でしたが 新たに拷問部屋や
国会議事堂、などが登場してきました。お話のスケールが拡がってきた印象です。
心理的な部分に関しては後程触れることにします。
今回感じたのは「痛み」によって繋がっている関係、というのは
ネフシュタンの少女 雪音クリスとそのご主人様(?)
だけではありませんよね。物理的な痛みだけではなく、心の痛みによって
繋がっている翼・奏、響・未来もある意味においてはそうだと言えるかもしれません。
奏を失ってしまった+自責の心の痛みを抱える翼が 奏に癒しを施されようとするも
それに対して反発する姿は お互いに抱えた痛みが2人を繋ぐ架け橋とでも
思える様な気もします。
また「真面目が過ぎて、ポッキリいってしまう」というのは、
ちょっと気を付けなければと思った言葉でした。
響・未来に関しても秘密を抱えていて打ち明けてくれないというチクリとした
心の痛みがありますよね。
そういえば、クリスに電気ショックを与えていた女性は恐らく櫻井博士だと思いました。
櫻井博士は口紅を下唇だけに塗っているのですが、あの女性も同様に
下唇だけに口紅を塗っていましたし。声も櫻井博士と同じ人物の様に聞こえました。
新たに「ソロモンの杖」という聖遺物も手中にあることが分かりましたし
櫻井博士がラスボスか、それに近い人物である確率が非常に高いと思われます。
デュランダルの強奪に関しては櫻井博士が指示していたのでしょうね。
ハードケースの隅に付いた血の跡などヒントめいたものが提示されました。
今回 敵役のしっぽがチラチラと見えてきた訳ですが
大元となる敵側の本当の狙いがまだ良く分かりません。
そもそも、「敵」側という表現が正しいのかすらまだハッキリしませんね。
今後、明らかになっていくのでしょうが、どの様な思惑が働いているのか?
裏の顔・表の顔と2面性のある人物が多く登場していきそうです。
オセロの様に黒と白がひっくり返ったりするのを今後も見る事が出来るのを
楽しみにしています。意外な人物が意外な側面を持つというのは面白いです。
風鳴の戦闘力、櫻井博士の不思議なバリアの様な力、一体どうなっているのでしょう?
この2名も実は聖遺物を体内に宿しているんじゃないだろうか?
今回風鳴家での修行の際に 変身の発動キーとなる詠唱無しで響は
馬鹿力を発揮出来ていましたから訓練すると
変身しなくてもある程度の力を使いこなせるんでしょうね。
聖遺物の力を手に入れるということは、どんどん人ならざるものに
なるということなのかもしれません。その先にあるものはどんな世界なのでしょうか?
あと、今回 響の歌が少し上手くなっていた様な気がするのは
私だけでしょうか?ほんの少し上手になっていた様な・・・
気のせいかもしれませんけどw
戦い方もだいぶこなれてきた気がします、敵の攻撃の隙間を縫って
動く響が格好良かったですよ。 今後のお話がどうなるのか?気になりますね。
今回もとても面白かったです!!
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